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2022.12.21

光陽荘

暮らしの小窓『舞台裏で支える視点』

日常生活にアクセントとして良い刺激をもたらしてくれる事として、季節ごとの行事があります。毎年定例となっている行事も、その年ごとに創意工夫をして変化を付けています。

11月に行ったオータムフェスタ、秋祭りをモチーフとした行事では音楽同好会『ドロップス』や和楽器クラブの太鼓が、この日に向けて練習を重ねてきた演目を披露しました。その裏では…

いつもと異なる食事として縁日やお祭りをイメージさせる食事作りと、場所を変えての食事の準備を、にぎやかな音楽発表の曲をBGMに進めていきます。そして、いつもと異なるという事は、いつもと違う注意や配慮が必要という事になります。

配膳する器も変える事で雰囲気も出るのですが、食形態を変えて提供する必要がある方への食事を間違えない様に、全ての方に個々の食形態が書かれている『食札』を付けて誤配膳を防ぎます。

カラシを好みで付ける、付けないの選択はもちろん、見え難い・見えないに配慮して、食べる時にいきなり口に入らない様な工夫・配慮もします。

配膳の動線も異なります。今回は長~いこの廊下の先に、雰囲気作りをした部屋があります。いつもと違う席だという事で、ここでも誤配膳に注意が必要ですし、食事の温度にも気を配ります。

飲み物を選ぶ楽しさ、新しい味を経験できる機会を…と、管理栄養士が沢山の味が選べるようにチョイスした飲み物がずらり!

もちろん、こういう選択肢も必要ですよね。お祭りらしい演出?嗜好を大切にするという事ですね。パックに詰めての提供も、作業の工程を増やし手間を掛ける事となりますが…雰囲気作りが、美味しさに一味加える様に思います。

そうして行事が繰り広げられます。また、別の行事では、当日前からの準備が、畑から始まるものもあって…

これは大根を抜くところです。何度も大根作りはしているので、作業工程も、手順やコツも…慣れたものですね。

皮をむいたところまで準備をします。それ以外の食材も、皆さんが調理・体験出来る直前までの下準備が必要となります。そして今回、意外と手間取ってしまい…難しかったのがゆで卵でした。

上手く殻がむけないね~。ボコボコなのは新鮮な卵の証拠?(本当だそうです)凸凹の方が、味が良く染みて美味しい?準備をしている明るい声を聴いて皆さんニンマリ!

そして大根を切って、ちくわを切って、油揚げを切って…と、普段とは異なる調理・体験をして、収穫をした大根の話から、おでん作りの調理する雰囲気を味わって…そうして、思い出を重ねていきます。

美味しく出来上がったおでん!皆さんが関わる時間と比較すると、準備の時間や手間を見越して計画をしなければいけません。その工程も良い経験・体験として一緒に味わい、共通の思い出を作って行けると良いですね。

おでん作りで大根を抜いた時に、玉ねぎの苗に水を掛けました。来春の収穫に向けて、次の準備が始まっています。地味で地道な工程ですが…こういう事をする人がいて、様々な行事などが成り立っているんだと、改めて行事担当さんや調理員さん達と、畑を整備して下さる家族会の方々に…感謝の念を抱きました。

 

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